●ゴーゴリ
NIS諸国 ロシア連邦 AD1809 ロシア帝国
1809〜54 ロシアの作家。ウクライナの貴族の家に生まれ,法学校をおえ,1828年ペテルスブルグに出て下級官吏となり,1831〜32年,『ジカニカ近郷夜話』で名を現わす。他方プーシキンらと知り合い,1835年,ペテルスブルグ大学で史学の助教授となったが,まもなく退き,1835年『検察官』で専制政治の腐敗を,1842年『死せる魂』で農奴制がもたらす人間性喪失を描き,また『外套』を著し,戯曲化した人物描写,グロテスクな幻想性とあいまって,“涙を通しての笑い”という独自の世界をつくり,プーシキンを受け継ぐ批判的リアリズムを確立,諷刺文学の道を開いた。1836年,『検察官』の上演が問題となってローマへ赴き,1849年帰国したが,晩年は神秘主義に近づき,熱心な正教徒となり,農奴制を弁護,ベリンスキーの『ゴーゴリへの手紙』で批判を受ける。彼は過去の作品をも罪悪視して苦しみ,ついに神経を病み死んだ。
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