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●語構成論 ごこうせいろん

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 単語の構造様式を解明して,その単語やそれを含む語群の生成や変形の過程,あるいは,それを構成する各種の形態素の機能などを論じるもの。意味論・位相論などと並んで語彙論の一環をなす。具体的には,語基の創造過程,借用語の流入経過,接辞や語尾の機能,複合語や派生語の形成,品詞の転成,あるいは音韻の交替・消長など,語彙をめぐる多彩な問題をめぐる論考や考察が語構成論にかかわる。たとえば,テ(手)からタナゴコロ(掌)・タヅナ(手綱)などが派生する過程における母音交替説,また,「春めく」「うごめく」「どよめく」「はためく」などから「めく」を抽出して,その働きを考察する接尾語論などはその一例である。語構成論は,その対象となる言語現象が通時的,共時的の両面にわたり,かつ,その考察・論考に当たっては,言語学の他の分野とかかわることも多い。

〔参考文献〕阪倉篤義『語構成の研究』