●五賢帝 ごけんてい
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96〜180まで。ネルウァ(在位96〜98)・トラヤヌス(在位98〜117)・ハドリアヌス(在位117〜138)・アントニヌス=ピウス(在位138〜161)・マルクス=アウレリウス(在位161〜180)の5人のローマ皇帝をいう。皇帝位を世襲制ではなく,最も有能な人物を養子にすることによって継承させた。この時期はローマ帝国が最も繁栄した時期であり,いわゆる「ローマの平和」を謳歌した。トラヤヌス帝のときに帝国は最大の版図に達し,ハドリアヌス帝の治世には対外的拡張政策をすてたが,東はユーフラテス川,北はドナウ川,西は大西洋岸,南はエジプト・アフリカにおよぶ広大な地域が単一の政治・経済的統一体を形成した。しかし繁栄の背後では商業・経済活動の分散化,大土地所有の進展,都市の自治能力の後退など,帝国衰退の要因が胚胎されていた。
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