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●国民審査 こくみんしんさ

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 最高裁判所の裁判官の適否を国民が審査して,投票者の多数が罷免を可とするとき,その裁判官は罷免される制度。国民審査は任命後およびその後10年を経過するごとに,衆議院議員総選挙のさいに行われる。最高裁判所は司法府の最高機関たる地位にあり,きわめて重要な権能をもっているので,国民としても重大な関心を寄せざるをえない。国民審査の制度は実質的には解職(リコール)の制度といえる。投票の方法は,くじで決めた順序によって印刷した投票用紙を用いて,罷免を可とする裁判官については×印を記入する。投票の結果,投票者の過半数が罷免を可としたときは,その裁判官はただちに罷免される。しかし,現実には国民審査についての国民の理解や関心はうすい。過去の国民審査の結果をみると,罷免を可とする記載は投票総数の10%前後であり,投票用紙に印刷された順に×印が多いというのが普通であって,制度のねらいが十分生かされているとはいえない。