●国内観光旅行 こくないかんこうりょこう
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旅の歴史は原始の時代から今日にいたるまで続いている。交通の整備は行政の上からも重要なものであるが,旅は社会・経済の安定がみられるまでは危険なものであった。物見遊山のような観光旅行が盛んになるのは江戸時代以降と思われる。江戸時代に遊山が庶民層へ広がっていたことは,1649年(慶安2)の御触書に〈物まいり,遊山ずきする女房を離別すべし〉とあることからも明らかである。1621年(元和7)には旅物語としての『竹斎物語』が書かれ,ガイドブックともいえる道中記が多数出版されたことにも,観光旅行が人々の関心事となってきたことを示す。1655年(明暦1)に『道中記』が出版されてから,東海道はもちろんのこと,各地の名所・旧蹟を記す書物が多く流布された。明治維新後,西欧文明の流入により“公園制度”が導入され,国立公園が設定されることにより,観光資源が開拓されることになり,国内外の観光客を吸収し国内観光はより盛んになった。
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