●国際的地位の向上 こくさいてきちいのこうじょう
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世界諸国のなかで占める日本の立場が,しだいに向上した過程をいう。日本の国際的地位が関心にのぼるようになるのは,明治維新以降のことであるが,当初は,幕末に結んだ不平等条約改正のために国際的地位の向上に努めた。そのため,国内の封建遺制を払拭し,文明開化と富国強兵に努めたのであるが,日清戦争(1894〜95)と日露戦争(1904〜05)に勝利をおさめることによって,国際的地位が飛躍的に向上し,条約改正が完全に行われたのであった。第一次世界大戦(1914〜18)に連合国側に入って参戦し,戦後成立した国際連盟の常任理事国の一員になったことで,日本は世界の5大強国の一つに入ったと自称した。しかし,第二次世界大戦の敗戦によって,国際的地位は著しく低下したが,朝鮮戦争での特需や国際連合への新たな加盟によってしだいに回復し,1960年代の経済成長によっていよいよその地位が向上,1980年代にはアメリカにつぐ経済大国となった。