●古今和歌集 こきんわかしゅう
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歌集。最初の勅撰和歌集。『万葉集』にもれた古歌や,以降の秀歌を収める。醍醐(だいご)天皇の勅を奉じ,撰者は,紀貫之・紀友則・凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)・壬生忠岑(みぶのただみね)である。部立(ぶだて)は,春・夏・秋・冬・賀・離別・羇旅(きりょ)・物名(もののな)・恋・哀傷・雑・雑体・大歌所御歌に,分かれている。また歌風の変遷により,次の3期に分けて考えられる。[1]読み人しらず時代,850年ごろまで。『万葉集』から『古今集』への過渡的な歌風で,素朴な五七調の歌が多い。[2]六歌仙(ろっかせん)時代,850〜890年ごろまで。七五調が優勢になり,縁語・掛詞などの表現技巧が発達。[3]古今集撰者時代,890〜905年ごろ。表現技法は洗練され,機知的・理知的傾向が著しくなる。〈やまと歌は人の心をたねとして〉にはじまる仮名序は,和歌の本質や歴史を説き,歌論としても優れている。
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