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●五経大全 ごきょうたいぜん

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 中国・明の永楽年間(1403〜24)胡広(ここう)らが勅令により撰したもの。154巻。唐の孔穎達(くえいだつ)らの撰になる『五経正義』にならってつくられた五経の注釈書。『易経』は朱熹の学を伝えた「二董氏(にとうし)」(宋の董楷・董真卿),「二胡氏(にこし)」(宋の胡一桂,元の胡炳文)の書よりとっている。『書経』は元の陳櫟(ちんれき)の「書説纂疏(しょせつさんそ)」からとり,『詩経』は元の劉瑾(りゅうきん)の『詩伝通釈』を参考とし,『春秋』は明の汪克寛(おうこくかん)の『春秋胡伝纂疏』から,『礼記(らいき)』は『陳氏集説』のほか,いくつかの説を参考として補っている。いずれも程朱の学をもとに宋元明の学者の説を加えたもので,不十分な点が多いとされている。