●合理主義 ごうりしゅぎ
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哲学用語としては合理論・理性論などと同義に用いられ,理性を重んじて合理性を貫こうとする理性主義の立場である。認識の起源の問題に由来する認識論的合理主義は古くはプラトンにさかのぼりうるが,17世紀に近代的な装いを得る。大陸の合理論はもとより,カント・フィヒテ・シェリング・ヘーゲルなどにもその思想がみられる。それは理性を信頼し,理性を通して世界の絶対的根源をとらえようとするものである。倫理的合理主義もプラトンのなかにみられるが,ルネサンスに蘇り,グロティウスやスピノザ・カントなどの思想の中に流れている。信仰主義に対立する神学的合理主義はアンセルムスなどにうかがわれるが,宗教改革以後イギリスのハーヴァードなどに顕著である。近世以降,理性を重んじて本能・感覚・感情を退けて科学的かつ能率的に徹底しようとする思想は近代的合理主義とも呼ばれる。