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●紅卍字会 こうまんじかい

アジア 中華人民共和国 AD 

 道院といわれる中国の新興宗教の付属機関。赤十字の活動にならい,孤児院・災害救護・医療・教育・貧民救済などの社会的慈善事業を行うことを目的とした。道院は,1916〜17年ごろ山東におこり,『大乙北極真経』を根本経典とし,最高神格を至聖先天老祖,孔子・釈迦・老子・マリア・ムハンマドを五尊とし,儒・仏・道・キリスト・イスラームの五教が同源であるとの教義が唱えられ,信者には坐功(坐禅の一種)による修業や善行の実践が要求された。紅卍字会は1922年に設立され,済南(山東)を本部として北京に中華総会を置き,中国各地に主会と呼ばれる支部が置かれた。道院は,1920年代末までには中国全土にひろがり,それに伴い紅卍字会の活動も盛んになった。国民党政府は,道院の宗教活動を禁止したが,紅卍字会の活動は許したため効果はなかった。日本の大本教とも関係があり,1924年には東京・神戸に道院が設けられた。しかし,中華人民共和国成立後は,禁止されて衰えた。