●工部省 こうぶしょう
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明治初期の政府機関。1870年(明治3),〈百工勧奨ノコトヲ掌〉るため,近代工業の保護育成を目標とした。鉱山・製鉄・灯台・電信などのほか,機械製作・化学工場・工部大学校などの明治政府の事業を直轄し,官営工業の中心であった。1877年には,鉄道・鉱山・灯台・電信・工作・営繕・書記・会計・検査・金庫の10局がおかれた。初代工部卿は伊藤博文。多数の外人技師を雇い入れ,近代的技術の導入に努める一方,邦人技師の育成のため1871年工学寮を設置。工学寮はのちに工部大学校と改称,工作局に属した。1881年官営事業民間払い下げの方針が決定し,徐々に民間への払い下げが行われた。鉄道・電信などを残して払い下げが終わるとともに,工部省もその役割を終え,1885年12月に廃止された。