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●耕地 こうち

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 農用地のうち直接耕作の目的に使用する土地をいう。田畑・果樹園・人力の入った牧場・牧草地・休閑地・畦畔(けいはん)を含むが,採草地・永年牧草地は含まない。農家の経営する経営耕地でもあり,社会主義国では国有地や社会有の土地が中心となる。請負料を支払って耕作させている耕地は,請け負わせている側の経営耕地となり,裏作小作の場合は表作をしている側の経営耕地に含まれる。1980年の世界の耕地は14億5,000万ha(総面積の10.8%――耕地率という)で,日本の耕地は488万ha(13.1%)である。耕地率の高い国はバングラデシュ(63.5%)を初めデンマーク・ハンガリー・インドなどは50%以上である。耕地利用は地形・気候・土壌などの自然環境が影響する。耕地の利用価値を高めるため,一定区域の耕地所有者が共同して耕地の交換分合や道路・畦畔・溝渠(こうきょ)の変更配置を行う耕地整理・土地改良や排水・灌漑などの設備を改良する土木事業などの農地基盤整備や機械の導入による農業近代化を含む農業構造改善事業がある。わが国では農地改革の成果を法的に規定した農地法(1952,昭和27制定),農業構造の改善を目標とした農業基本法(1961,昭和36制定)は農業政策の基本立法である。

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