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●構造言語学 こうぞうげんごがく

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 言語の構造,すなわち,言語体系に関する理論的・実証的研究のこと。ヨーロッパでは,スイスの言語学者ソシュール(1857〜1913)がこれについての理論を打ち出し,その基礎を築いた。たとえば,言語活動(ランガージュ)のなかにラングとパロールが存在すること,共時態通時態の対立,記号表現記号内容の区別,などがそれである。彼の影響は,直系のジュネーヴ学派のみならず,トルベツコイに代表されるプラーグ学派音韻論や,イエルムスレウを中心とするコペンハーゲン学派言語理論など,ほぼ大陸全土に及んだ。一方,アメリカでは,ボアズのアメリカ=インディアン諸語の研究を皮切りに,サピアの論文「音声構造の型」や,ブルームフィールドの大著『言語』が出版され,具体的・物理的なデータとしての言語の表層のみを扱う,帰納的なアメリカ独自の構造言語学が成立した。