●構造改革 こうぞうかいかく
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革命による国家権力の奪取をせずに,資本主義国家を社会主義化する理論の主題。イタリア共産党のトリアッティによって体系化され,1956年に同党の綱領とされた。その後,ヨーロッパ17カ国共産党会議で,つづいて世界81カ国共産党労働者党会議でも新しい社会主義運動論の一つとして承認を得る。日本では,日本社会党がこの理論に沿った政治路線を“構造改革論”として,1960年(昭和35)の党大会から推し進めている。この理論は,先進資本主義国における社会主義への道を,独占資本主義の中枢である国家権力の奪取を中心課題としないで,現実に直面する政治的・経済的諸要求を日常的に広範な大衆の力を結集し,改革を積み重ねることで,国家体制・政治経済構造の変革が可能だとしている。この論に対しては,改良主義として批判する意見もあるが,現在その社会主義運動における位置づけは決して低くない。社会主義への“もう一つの道”ともいえる。