●高宗(宋) こうそう
アジア 中華人民共和国 AD1107 北宋
1107〜87 中国,南宋の初代皇帝(在位1127〜67)。徽宗の第9子。欽宗の弟。1121年(宣和3)康王に封ぜられ,1126年(靖康1)兵馬大元帥に任ぜられ,金軍の南侵を防衛した。1127年,靖康の変があり,都開封が陥落し,父徽宗・弟欽宗が捕われたことから,南へ移り,南京で帝位についた。これが,いわゆる南宋の建国である。そののち,また金軍が臨安・明州に侵入したとき,韓世忠・張俊・岳飛らが,その奪還をはかり優勢にみえたが,成功せず,1138年(紹興8)杭州・臨安に都を移した。高宗の政治姿勢は,戦さの明け暮れであった。後半はそれまでと反しもっぱら和平論者秦檜を信任し,従来の主戦論者岳飛をしりぞけ,これを殺し,ついには,1141年,金と屈辱的ともいえる講和を結ぶこととなった。高宗の後半の治世は平和を旨としたことにより江南の開発は著しく進み,南宋の経済的基盤づくりに役立った。1162年,帝位を養子孝宗に譲り,1187年に没した。