●洪秀全 こうしゅうぜん
アジア 中華人民共和国 AD1814 清
1814〜64 中国,太平天国革命の最高指導者。1814年(嘉慶19),広東省花県の中農の客家に生まれ,本名は仁坤だが,秀全を名乗った。25歳のとき,3度目の府試に失敗し,病床についた。そのとき,昇天して高貴な老人から邪を斬る剣をもらう夢を見た。それは,2度目の府試のとき,中国人伝道者梁発からもらったキリスト教入門書『勧世良書』と符合し,自分は,ヤーヴェの子でイエスの弟であり,妖魔退治の天命を受けたと確信し,1846年,同志馮雲山とともに,宗教結社上帝会を組織し,このころ,「原道救世歌」などを書いた。1850年(咸豊1),信徒に金田村に集まることを命じ,起義を宣言して,1851年太平天国と号し,自ら天王と称した。同年,永安において諸王を封じ,諸制度を整え,外征し,1853年南京を攻略して天京と改め,土地均分を定めた天朝田畝制度を施行した。その後彼は,宮廷の奥で宗教的な生活をしたが,指導者の内訌により,一族を重用した。1864年,天京が湘勇の重囲に陥り,食糧もとだえ,彼は,病死した。
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