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●膠済鉄道 こうさいてつどう

アジア 中華人民共和国 AD 

 帝国主義時代に入った西欧列強は,日清戦争で清の弱体化が暴露されたのを契機に中国への侵略を激化させた。ドイツは1897年(光緒23)11月,山東におけるドイツ人宣教師の殺害をきっかけに,艦隊と陸軍を派遣し,1898年(光緒24)3月締結の独支膠州湾租借条約で,膠州湾を租借し,さらにその条約の第2章で2鉄道(膠州湾−維県−済南−山東省境への鉄道と膠州湾−沂州莱蕪県−済南への鉄道)の敷設権を獲得した。これが現在青島−済南を結ぶ膠済鉄道の始まりである。翌年ドイツ資本の山東鉄道会社が中心となり起工され,義和団事件や土地買収の困難などにより手間どったが,1904年(光緒30)6月全線開通した。支線を合わせて456km。運搬した多くは石炭や,雑貨・大豆などである。第一次世界大戦中,日本は「対華21カ条の要求」によりドイツ権益を獲得したが,戦後のワシントン会議で,1922年(民国11)「山東懸案に関する条約」により中国側が回収した。

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