●寇謙之 こうけんし
アジア 中華人民共和国 AD363
363〜448 北魏の道士。若いころから仙道を好み,成公興という仙人に従って華山で修行したのち,415年(神瑞2)嵩山で太上老君の下降にあう。そこで老君に,天師の位と『雲中音誦新科之誠』20巻を授けられ,三張の道教を改革して道教を清整するように告げられる。423年(泰常8)には,老君の玄孫と称する牧土上師李譜文より,ホウロク※注1※および『録図真経』60余巻を授けられ,北方の泰平真君を補佐せよと告げられた。そこで彼は424年(始光1)北魏の都平城に出て,太武帝にそれらの道書を献上し,漢人官僚崔浩の助けを得て帝の尊信を得ることに成功した。そのため平城には天師道場が建立されて寇謙之の新道教は大いに宣布され,また太武帝は太平真君と称し,道壇でホウロク※注1※を受けるまでになって,道教は国教に等しい地位を得るようになった。さらに彼は帝にすすめて天宮静輪の法に従った建築をおこし,仏教の弾圧を行ったが,その最中の448年に死去した。
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