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●高啓 こうけい

アジア 中華人民共和国 AD1336 元

 1336〜74(至元2〜洪武7)元末明初の詩人。字は季廸(きてき),号は青邱。蘇州の人。元末には蘇州を根拠地として割拠した張士誠の高官饒の庇護を受けたが,張士誠には仕えず郊外の青邱に隠棲。張士誠が朱元璋に亡ぼされた後,1369年(洪武2)朱元璋に召されて余儀なく明の都南京に出仕,『元史』の編集に参加。1370年(洪武3)戸部次郎(大蔵次官)に抜てきされたが固辞して帰郷した。1374年(洪武7)友人の蘇州知事魏観(ぎかん)が謀反の疑いを受けて死刑するに及び,連座して腰斬の刑に処せられた。明一代を通じて第一の詩人とも称される。過去の詩の精華を広く吸収しているが,若くして死んだため独自の詩風を確立させえなかったと評される。日本では江戸・明治時代に広く愛読された。

〔参考文献〕蒲池歡一『高青邱』漢詩大系,1966,集英社

入谷仙介『高啓』新修中国詩人選集,1984,岩波書店

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