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●郷倉 ごうくら

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 御蔵とか御倉屋敷ともいう。社倉義倉ともいう。江戸時代,各村もしくは数カ所の村に1カ所設けられた共同公共倉庫をさす名称。建物は官有か村有かであったが,敷地は除地・免地となっている。これをまた郷倉取引ともいい,また御倉番は凶作に備えて貯穀したものを百姓のなかから選任されてこの警固にあたるもの。経費は村方で負担した。御倉(郷蔵)は,江戸時代村内に設けられた共有の穀倉で,本来は年貢米の輸送について一時的な収納倉庫としてつくられたものであるが,のち飢饉や凶作時の備荒備蓄用として非常救済の機能を果たすものとしてつくられたもの。また,貸付用の貯穀倉として利用された場合もあった。通常村役人宅に付置され,管理された除地に設けられるものであった。これは必ずしも米麦ばかりでなく雑穀も含まれている。貸与したものは年賦で回収する。また年ごとに新穀そのほかを入れて腐敗を防ぐ努力はしている。江戸時代でなく昭和になっても行われている。