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●後金 こうきん

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国,清朝の建国初期の国号。明末中国東北部の女直族統合の中心となったヌルハチ(清の第1代の皇帝・太祖)は,建州・海西・野人の3大部をほぼ統一すると,1616年ホトアラに建国,ハン(汗)の位につき,年号を天命,国号を後金と称した。かつて12世紀に同じ土地からおこって強大な国となった女直(女真)族の金の後身としてその名にあやかろうとしたもので,自ら金または後金と称したといわれる。これからヌルハチは国力の向上発展につとめ,明の大軍をサルホに破り,瀋陽に都を移し,すすんで明と交戦中没したが,あとを継いだ第2代の太宗(ホンタイジ)は蒙古のチャハル部や朝鮮を服属させて,さらに国力を増大し,いよいよ中国征服を志向するようになってくると,1636年(崇徳1)国号をはじめて大清と改めた。後金の名が漢人に与える悪印象を除くためで,それまで使用していた事実をも避けて,後金の当時も満州の名で呼ぶことにして面目を一新し,ひたすら南下の態勢を整えた。

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