●公共浴場 こうきょうよくじょう
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公衆浴場ともいい,不特定多数の人々が入浴する施設で,一般には銭湯・湯屋・風呂屋などと呼ばれている。公共浴場は,その性格からして伝染病をはじめとする衛生上の危害を防止するため,1948年(昭和23)に施行された公衆浴場法の規制を受け,保健所の環境衛生監視員の監督のもとで営業がなされている。また一般的な公共浴場のほか,サウナ風呂・マッサージ室・休憩室などの娯楽施設を備えた特殊浴場と称されるものがある。公衆浴場の歴史は古く,西洋では古代ローマ時代の休養や娯楽を主とした公衆浴場はよく知られているところである。日本の場合にも光明皇后が病気治療を目的に設けたものが初見とされるが,温泉を別として,一般にいう風呂屋・湯屋は近世期に都市において普及した。たとえば,江戸の場合,1591年(天正19)を初見として,江戸中期には各町内に2軒ほどの風呂屋があったといわれ,幕末の1867年(慶応3)には550軒の多くを数えている。