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●康居 こうきょ

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 中国,漢魏時代の史書にみえるトルコ族系遊牧民族の一国で,シル=ダリア下流域を本拠とする。西晋時代を最後としてこの国の名は史書にはみられなくなるが,それまでは朝貢貿易を目的として使いを中国に派遣していた。その領域は,南東は大宛国(フェルガナ盆地),西は奄蔡(アラル海北),東は烏孫(イリ地方),南は大月氏(アム=ダリア流域)に接していた。張騫によれば,風俗は月氏と同じで,兵士は8,9万人いたことが伝えられている。遊牧を経済基盤とするため,国王は夏は蕃内(ばんない)に、冬は楽越匿(らくえつとく)におり,国内にヒテンジョウ※注1※を構えていた。この城名はトルコ語系言語のBichin,Bidzan(城堡)の音訳で,今のタシュケントかチムケントに比定されている。イスラーム史料にみえるカンリー族(11〜13世紀にカザーフスタン草原に遊牧したトルコ系部族)を康居の後裔とする説もある。また康国とは別である。

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