●高季興 こうきこう
アジア 中華人民共和国 AD858 唐
858〜928 中国,五代十国の一つ南平(荊南)国の始祖(在位907〜928)。字は胎孫,諡は武信,本名は季昌。後唐の廟諱により季興と改名。陝州碎石(江南省陝県)の人。ベンシュウ※注1(河南省開封)の商人李七郎の家僕であったが,のちにその養子となる。その後,後梁の太祖朱全忠に目をかけられて副将となり,朱全忠とともに各地を転戦し,武勲をたてた。907年(開平1)朱全忠が唐をたおして後梁をおこすと,それまでの勲功によって荊南節度使に任命された。荒廃した荊南の復興に努力し,朱全忠の死後は,湖北地方で独立を志向して領土拡張をはかったが,列国の力関係に押されて成功しなかった。梁末渤海王に封ぜられるが,後唐が勢力を増すと入朝して恭順の意を示した。925年(同光3)後唐から南平王に封ぜられ,後唐の蜀討伐に協力するが,援助を名目に自国の勢力拡張をもくろんだため,後唐と対立することになった。のち呉と結んで後唐の攻撃に対抗し,南平国を維持した。
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