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●黄禍論 こうかろん

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欧米側からする、アジア人は禍いをなすという差別的な人種論。日清戦争で日本が勝利したとき欧州諸国では、日本が以後台頭するのではないかと恐れ、黄色人危機説が叫ばれた。とくに、ドイツ皇帝ウィルヘルム2世はかつてのオスマン=トルコや蒙古遠征を例に引き危機説を煽るとともに、1903年、ロシアのニコライ皇帝に黄禍阻止の前衛基地となるべく要請、自らも協力を約束して事態はやや深刻化した。日本が対ロシア戦争に勝利した1905年(明治38)以降、議論は、アメリカでもひろがり、日本人労働者の就職妨害や排斥、学童の隔離教育、太平洋沿岸州議会のハワイからの転航移民禁止などとして具体化し、排日気運を激化させた。


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