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●五・一五事件 ごいちごじけん

アジア 日本 AD1932 昭和

1932年(昭和7)5月15日、海軍青年将校が中心となり、国家改造を目的におこしたクーデタ。1930年ごろから海軍青年将校のあいだに、藤井斉(この事件に先立って上海で戦死)を中心としたグループができ、また日蓮宗の僧井上日召の一人一殺主義を一手段とせる国家改造運動に共鳴するグループもあった。彼らはロンドン軍縮条約の締結と農民などの困窮に危機感を深めていたが、1932年3月日召首謀の民間人グループによる“血盟団事件”につづいて、5月15日夕刻、陸軍士官学校生徒11名の参加を得、首相官邸・牧野内大臣邸その他を襲撃し、犬養首相を射殺した。これに呼応し、農民決死隊が市内変電所を襲ったが、実効はあがらなかった。裁判は陸・海・民に分かれて行われ、海軍の軍法会議では有罪10名、うち首謀者古賀・三上両中尉に禁固15年(論告求刑死刑)、全般に軽罪にとどめた。後継内閣は挙国一致と称し、斎藤実海軍大将が首班に推され、ここに政党内閣は終わりを告げ、実質的に軍人の政治支配の時代に入った。


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