●玄洋社 げんようしや
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1881年(明治14)から第二次世界大戦敗戦まで続いた国家主義団体。1876年(明治9)新政府は士族への攻撃を強め廃刀令を出し禄も廃止した。これを不満とした士族は10月に萩の乱をおこし,翌1877年に西南戦争に参加し,福岡藩では士族の乱となった。彼らは内乱鎮定後は,開墾社・向陽社を結成,征韓論や反政府的思想を説いた。1881年に頭山満の仲介で団結し,向陽社を玄洋社と改名,初代社長に平岡浩太郎を選び,福岡に本部を置いた。天皇主義・国権主義を中心に,大陸進出を目的とする大アジア主義を提唱した。日清・日露両戦争では裏面で暗躍し,政治資金など豊富に集め,軍部・財閥・官僚を結ぶ位置を占めた。右翼団体において,黒竜会や浪人会・大日本国粋会・関東国粋会など,国家主義を標榜する団体のほとんどはこの玄洋社の系統につながっている。テロ行為を含めて黒幕として恐れられ,なかでも頭山は右翼の大物として,敗戦時の解散まで君臨しつづけた。