●原爆投下(広島) げんばくとうか
アジア 日本 AD1945 昭和
1945年(昭和20)8月6日午前8時15分,アメリカ軍によって広島市に原子爆弾が投下され,美しい水の都・広島は一瞬にして無惨な廃虚となった。当時の資料によると,羅災戸数約7万戸,死者約26万人,被爆者数は死者を含めて約35万人といわれている。世界で最初の原爆投下の街となった“ヒロシマ”では,今も被爆者は精神的・肉体的な被害に苦しんでいるが,現在いまだに“被爆者援護法”は制定されていない。街の中心地にある平和公園には,“原爆慰霊碑”“平和記念資料館”“平和記念館”があり,最近とくに修学旅行で全国からここを訪れる高校生が多い。原爆慰霊碑は原爆犠牲者の慰霊と,恒久平和を祈念して建立されたもので,石棺には犠牲者の過去帳が納められている。碑銘として,〈安らかに眠って下さい。過ちは繰りかえしませぬから〉が刻まれていることは有名である。広島の人々は,党派を超えて“核の廃絶”を心から願っている。