●建長寺船 けんちょうじぶね
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1325年(正中2),鎌倉建長寺の造営料をうる目的で元に渡航した船で,のちの天竜寺船の先駆となるものである。鎌倉五山の第1位である建長寺は,執権北条時頼が1251〜1253年(建長3〜5)に造営し.蘭渓道隆を開山とした寺であるが,1293年(永仁1),1315年(正和4)と火災にあった。こうしたなかで,建長寺造営料に充当させるため,元に建長寺船が派遣されたものと伝えられる。この船の実態ははっきりしないが,幕府が渡航の時期などを指定したり,途中の警護などを行い,帰国にあたって一定の銭貨の提供をさせたものとみなされる。