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●玄中寺 げんちゅうじ

アジア 中華人民共和国 AD 

 山西省交城県の西北10kmの石壁山中にある寺院。創建の年次については,玄中寺に残る『寺庄四至記』によると,北魏の孝文帝の治世,472年(延興2)から476年(承明1)にかけて曇鸞によって始められたと伝えられる。各種資料によって多少異なる点はあるが,ほぼこのころの創建と考えられる。曇鸞はここに住して浄土教の教学と実践を成立させ,隋末の道綽,さらにその弟子善導がここに住してその系統を継いだ。唐の太宗は皇后の病気治癒を祈願するため,この寺に詣でたという。795年(貞元11)には甘露義壇が設けられ,長安の霊感壇・洛陽の会善壇とともに天下の戒壇の一つであった。その後,焼失・再建を繰り返し,元代には朝廷より永寧禅寺という寺名を賜った。以来,玄中・石壁・永寧の三つの名が用いられるようになった。現存する伽監は明清時代のもので,1955年より修復が行われ,北魏以来の碑刻とともに保存されている。