●原子力発電 げんしりょくはつでん
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原子炉のなかで原子燃料がおこす核分裂に伴って発生する熱エネルギーを蒸気発生器に導いて蒸気をつくり,タービンを回して発電する方法。天然ウランから核分裂性物質プルトニウムを得て,これを燃料にする。1954年,ソ連が世界最初の産業用原子力発電所(出力5,000キロワット)の運転を開始し,それに続いてイギリス・アメリカ・フランスが実用規模の運転を開始した。日本では1965年に日本原子力発電会社が茨城県の東海発電所で試験運転を開始,1966年9月から営業を開始した。1984年現在27基が運転中である。火力発電に比べ,原子力による発電コストのほうが安い段階になったのであるが,燃料となる天燃ウランの確保,放射能災害による安全性,温排水による熱公害に大きな問題がある。しかし,燃料資源の有限性から将来が危ぶまれる火力発電に代わり,エネルギー確保のための最も重要な手段として期待されている。