●健康被害 けんこうひがい
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一般的には公害によって健康障害がひきおこされることを健康被害と呼ぶ。わが国における健康被害は,明治以来,資本主義の進展に伴って各地でみられたが,とくに足尾銅山の鉱毒による健康被害は有名である。第二次世界大戦後,とくに昭和30年代後半以降,各地で大規模な地域開発が行われ,また産業の重化学工業化が進行するなかで,各種の健康被害が多発した。このような情勢のなかで1969年(昭和44)12月,公害健康被害の救済に関する措置法が制定され,健康被害という概念が法律で示された。さらに,健康被害という概念が拡大され法律によって義務化されている予防接種による健康障害に対して,国家補償的精神にもとづいて救済を行い社会的公正をはかることが必要であるとの見地から,1976年6月,予防接種法改正にあたり,予防接種による健康被害を受けた者に対しての法的救済制度が創設された。