●ゲルマン民族 ゲルマンみんぞく
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インド=ゲルマン語属に属する。原住地はスカンディナヴィア半島からドイツ北部におよんでいた。その後しだいに南下し,先住民のケルト人を制圧しながら前2世紀ごろにはライン川・ドナウ川周辺でローマと接触する。民族大移動前のゲルマン民族は農業を主として狩猟・牧畜も営む。多くの部族に分かれて各部族は王あるいは数人の首長に率いられていた。土地は共同所有であったが,やがて土地私有も進展し貴族と平民の区別が表れ,ゲルマン固有の従士制度が生じた。部族の重要な事柄は全自由民が参加する民会において全会一致で決定する事を原則としていた。2世紀末には傭兵やコロヌスとしてローマ領内に平和的に移住していた。4世紀にフン族の西進をきっかけに民族大移動を開始しローマ領内に進入,ヴァンダル王国・東ゴート王国・西ゴート王国・フランク王国などを建国。ゲルマンに関する史料としてカエサルの『ガリア戦記』,タキトゥスの『ゲルマニア』などがある。