●ケベック
北アメリカ カナダ AD
カナダ東部の州。州都はケベックであるが,最大の都市はモントリオール。ケベックはインディアンのことばで“海峡”または“急に狭くなった場所”を意味する。ケベック市は,セント=ローレンス河口の大きな入江が急に狭くなって,両岸に台地が現れる地点に発達したため,この名がついた。1530年代にフランスのフランソワ1世の命を受けたジャック=カルティエによって初めて探検され,1608年シャンプランによって植民地が建設され,ニュー=フランスと呼ばれた。フレンチ=インディアン戦争後のパリ条約(1763)でイギリス領となったが,イギリスはカナダ在住のフランス人の制度・法律・習慣・言語・宗教(カトリック)を尊重する政策をとった。1774年のケベック条令はアメリカ独立革命に油をそそぐ結果となった。1791年下カナダと称してイギリス系の上カナダと分離して統治されたが,1840年再び統合された。1867年他の3州とともにカナダ連邦を形成した。