●ゲゼルシャフト
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“機械”をモデルに,ドイツの社会学者F.テンニースによって厳密に規定された社会類型。ゲマインシャフトの対極。利益社会・集列態と訳される。個体性が根本をなし,第2次的な合成により共同性が付加されているような社会関係をいう。共同性は,まず人々の“頭”のなかに表象され,次に個々人の活動を規制する制度的枠組として,作為によって現実化される。共同性は人々に外在し,打算的でインパーソナルな関係がとり結ばれる。人々はたがいに手段として利用し合う。あらゆる結合にかかわらず人々は本質的に分離している。ゲゼルシャフトをつくり上ける作為的・観念的共同性は,次のような三つの源泉をもつ。[1]利益の相補性,[2]制御と規則の必要性,[3]概念や知識の客観性,であり,またそのおのおのに対応する典型的集団は,[1]大都市,[2]国民国家,[3]コスモポリタン的知識人共和国,である。社会のゆきすぎたゲゼルシャフト化は,社会のゲマインシャフト化という反動を引き起こす。