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●劇場 げきじょう

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 興行師が興行を行い,観客に芸能をみせる場所をいう。それには仮設・臨時のものから常設のものまであるが,近世になると常設となる。これは,芸能マーケットが持続的なものとなり,常設店舗に等しい面をもつようになったことによる。劇場では見物料を徴収する。仮設は興行ごとに設営されたもので,河原桟敷などと呼ぶものもある。劇場には一般大衆席と特別席桟敷とがある。もとはといえば露天興行もあったが定設化するなかで,劇場を仮設から常設へと移している。舞台も能舞台のように,ま正面舞台から花道のある舞台をつくるようになった。そして,観客席を桟敷化している。また,興行をするためには櫓をあげ,その興行権を一部控櫓に代行させるなどしている。興行は,俳優の契約を11月から10月までとし,11月を顔見世興行という形で,1年契約制をとった。そのために,舞台まわしの興行主は,興行継続のために,いろいろな工夫をこらしていた。