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●契約講 けいやくこう

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 契約・鍬柄講などとも呼ばれる村落組織。宮城・山形両県を中心におもに東北地方に分布する。構成員から類別すると,戸主または長男の1戸1人加入型と,一定年齢の男子全員加入型がある。前者は村寄合としての戸主会,あるいはその下部組織の近隣組・葬式組・講集団など多様な形態をとる。いずれも家相互の互助がおもな機能となっている。後者は一種の年齢集団で,牡鹿半島付近・山形県置賜地方に多く分布する。組織内部は年齢によって区分され,若者契約と戸主契約(本契約),さらにその脱退者により構成される講と重層的に存在することもある。その場合,男子の組織に対応して主婦や嫁の集団が共存することが多い。契約講の特徴として,年齢階梯的であると同時に家父長制的であり,原理的に相反する制度が対応しているという点で注目されてきたが,1戸1人加入型の場合,前者よりも後者が強く作用しているとする見解が最近出されている。