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●景徳鎮 けいとくちん

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国江西省北部にある都市。歴史のある中国最大の窯業都市として名高い。古くは昌南鎮・陶陽鎮などと呼ばれていたようであるが,宋の景徳年間(1004〜08)以来,今日の名前で呼ばれるようになった。ただ,現在の地で窯業をいとなむようになるのは明以後である。景徳鎮で陶磁器をやくようになったのはかなり古く,漢あるいは南朝のころまでさかのぼれる。盛んになったのは宋以後で,とくに南宋になると華北から陶工が移住してきたこともあって技術水準が向上し,元代には中国最大の窯業地となった。一般に宋代の青白磁(影青),元代の染付(青花)が特色として名高いが,染付とともに赤絵が発達した。明・清時代も発展はおとろえず,中国陶磁器産地の代名詞のような感じを与えるほど名前がひろまった。16世紀後半には人口は50万にも達したといわれ,繁栄は絶頂をきわめた。清末に太平天国の乱がおきると打撃をうけて一時おとろえるが,まもなく復興し中国を代表する窯業都市となった。

〔参考文献〕ダントルコール,小林市太郎訳『中国陶瓷見聞録』1970,平凡社

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