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●系統発生 けいとうはっせい

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 ランガーによると発生には次の5領域があるという。系統発生−下等動物から人間にいたるまでの発達,個体発生−長期の個体的発達,微視発生−短期の個体発達,人種発生−未開民族から文化民族までの発達,病理発生−心理病理的発達。系統発生とは,生物の種が生物出現のはじめから現在にいたるまでの過程のことで,進化の過程にあたる。生物学者ヘッケルは,個体発生は系統発生を繰り返すという反復説を主張した。個体発達のなかにこの説に適合する事象もあるが,これに合致しない例もあり,今日では支持されない。たとえば,児童の言語発達は,人類が誕生した原始のころから現代の文化段階までの発達を繰り返すかというと,必ずしもそうではない。おそらく,人類の発生当初の言語発達は,かなりの年月と努力を要したと思われるが,現代の幼児はそのような努力をはらう必要はない。