●経済体制の変化 けいざいたいせいのへんか
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現代の二つの経済体制は,確立当時と比べて変化している。資本主義経済体制は,1929年(昭和4)の世界恐慌とその後の慢性的不況を契機として,ケインズ理論などの修正理論が展開され,変化し始めた。ケインズは,『雇用・利子および貨幣の一般理論』を著し,公共事業などによる積極的な有効需要の創造の必要性を強調した。この主張は,多くの資本主義国家で受け入れられ,経済の計画化などがすすめられている。他方,社会主義経済体制は,ソ連を中心に,生産手段の国有または公有と計画経済を基本原理として,順調に発展した。しかし,生産性の向上に関する問題などをかかえており,1950年代後半から,各企業に対して固定資産の使用料の徴収や,利潤指標の導入など新しい方式を導入した。両経済体制は,〈社会主義経済はマクロ的効率的だが,資本主義経済はミクロ的効率的だ〉という言葉に象徴されるそれぞれの課題に対処すべく変化している。