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●経済成長率 けいざいせいちょうりつ

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 経済成長の速度をはかる指標として,実質国民総生産ないし実質国内総生産の年間増加率を用い,これを経済成長率という。経済成長とは長期現象であるから,この増加率が安定的に正の値をとらなくては成長とはいえない。経済成長は資本蓄積,雇用量の増大,技術の進歩と,それに対応した需要の増大によって実現するものであるから,経済成長率も当然,資本の増加率,雇用の増加率,技術の進歩率と消費・投資・輸出など最終需要の増加率などによって左右される。ドーマーはケインズの有効需要の理論に投資の二重効果を導入して,安定的な経済成長率=貯蓄率×資本の生産係数 という関係式を導き出した。日本の戦後の成長率は1960年代には平均10%,1970年代は約5%で,欧米諸国の0〜6−7%に比較して格段に高かったが,これは日本の投資率の高さに起因するものと考えられる。

〔参考文献〕E.D. ドーマー,宇野健吾訳『経済成長の理論』1959,東洋経済新報社