●経済成長 けいざいせいちょう
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経済活動の規模,端的には生産活動水準の,ある程度長期にわたる継続的な上昇を経済成長(economic Growth)といい,通常は実質国民総生産ないし実質国内総生産の増大でとらえる。継続的な生産の拡大は基本的には生産能力の増大を必要とするが,生産能力の増大は生産要素すなわち労働力と資本の量的・質的増大によって実現される。労働力の量的増大は人口の増加と就業率の上昇によって,質的上昇には教育の普及が大きな役割を果たす。資本の蓄積は企業の投資によって実現するが,投資資金の源泉として貯蓄がこれを支えることになる。生産要素の増大のほかに技術の進歩も生産能力の拡大に貢献する。生産量の増加は生産力の拡大に対応した需要の増加があって初めて実現するものであるが,企業の投資は消費需要とともに有効需要の不可欠の要因でもあるから,投資の役割は大きい。経済成長は経済発展とは異なり,単なる量的拡大の現象を示す用語であるが,経済成長に伴って生産物の構成すなわち産業構造の高度化がみられるのが通例である。〔参考文献〕P・サムエルソン,都留重人訳『経済学』下1981,岩波書店
稲田献一・宇沢弘文『経済発展と変動』1972,岩波書店