●経学 けいがく
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儒家の経書の学説を形成し,あるいは解釈し,また経書の成立,学説の継承などを研究する学問である。漢の武帝が前136年(建元5),五経博士を置くにおよんで経学がおこった。経学の研究には,ほぼ三つの歴史的変遷がある。その1は,前漢から唐にかけて,古代の伝承を中心とする解釈学である章句訓詁を主とした時期,その2は,宋儒の義理を偏重する風を受け継いだ時期,その3は,清代にいたり再び漢唐の訓詁にかえり,古代文献の考証にもとづく考証学の行われた時期である。清代の考証学は,経書の成立に関する伝説的学説に批判を加え,たとえば通行の『書経』が東晋時代の偽作であることを論し,経書の権威に動揺を与えた。〔参考文献〕清・皮錫瑞,周予同注『経学歴史』(民国,商務印書館)安井小太郎『経学門径』1934,松雲堂
本田成之『支那経学史論』1927,弘文堂 重沢俊郎『原始儒学思想と経学』1949,岩波書店