50音順    検 索

●ケアラケクア湾 ケアラケクアわん

北アメリカ アメリカ合衆国 AD 

 ハワイ島西岸の小湾。1779年1月17日,イギリスの探検家キャプテン=クックがここで落命した。この地を訪れたクックは,島民から不死身の神「ロノ」として崇められていたが,紛争が生じて島民に背をみせたとき,背後に迫っていた島民が頭部に一撃を加え,ひるんだ隙に短剣で背部を刺された,と伝えられる。この短剣は,クックの一行から手に入れたか,あるいは以前から所持していたという可能性も考えられる。そのいずれかであることは文化史的にも見解が分かれ,興味の惹かれるところである。この湾の海岸にあるクックの死を記念する白亜の碑は1876年に建てられたもので,陸路では近寄ることができず,カイルア(北方約8km,最初のアメリカ人ミッショナリーが上陸した地として知られる)から遊覧船でしか傍へ行くことができない。記念碑の一角がイギリス領土になっていると,話題にされることがあるが,これは誤りであり,ハワイ州の所有地となっている。