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●クンチプ

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 韓国の家族制度で,本家に当たる家を大家,分家を小家と称している。韓国の家族は日本のイエと同様一子残留の原則によって親夫婦と1組の子夫婦が同居する直系家族の型態をとる。父系出自の観念が強く,女子はすべて婚出し長男が残留し,次三男以下は結婚後しばらくして,若干の財産分与を受け小家として独立する。大家と小家では,出発当初から経済的に差がついており,小家の農具や家畜などを大家から借り出したりその依存度は高い。また,農作業や日常生活においても,大家と小家は最も近い父系親族として密接な協力関係にある。これはあたかも日本の本分家関係に匹敵するが,小家が大家に対する態度は日本の分家が本家に対するような従属性よりも同じ男子としての対等性の方が強い点が異なっている。大家の優位が示されるのはおもに祖先祭祀の面で,4代までの祖先の祭祀は長男系の責任であり,大家に小家の者を集めて行われる。父系集団門中で始祖以来長男系によって伝えられた大家は,宗家として一族の中心となっている。