●軍器監 ぐんきかん
アジア 中華人民共和国 AD
兵器の製造を行う旧中国の役所名。漢代には少府の尚方署が兵器を扱ったが,北周のとき,初めて独立して,専門に扱う軍器監が設けられた。唐はこれを受け継ぎ,そのもとに甲坊・弩坊の2署を設けた。宋代では,初め三司の冑案に属していたが,1078年〜85年(元豊年間)に軍器監が復活した。中央に作坊,地方に都作院があり,武器をつくらせた。都作院は重要な州に置かれ,1カ所で数万人の工人が働いていたこともある。元代には,軍器監は武備寺と名を改め,明代には工部に所属して軍器局が置かれた。清代では宮内庁にあたる内務府に武備院があって,その職務を引き継いだ。