●クロップシュトック
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1724 ハプスブルク朝
1724〜1803 18世紀ドイツの詩人。ハルツ地方の小都市クヴェートリーンブルクで富裕な弁護士を父として生まれ,イェーナ大学・ライプチヒ大学で神学と哲学を学ぶ。学生時代から詩作を始め,1748年には大作『メシーアス』の冒頭の部分を発表している。1750年にはスイスにボードマーを訪れ,1751年から1770年までデンマーク宮廷の保護をうけコペンハーゲンに住む。1771年にハンブルグで『頌歌』を発表して大成功をおさめ,1747年以来書きつづげて来た『メシーアス』も1773年に完成する。1769年から1784年にかけては,アルミニウス伝説を題材として戯曲,『ヘルマンの戦い』『ヘルマンと君侯たち』『ヘルマンの死』を発表して国民意識を高めようとした。またドイツ市民階級の団結を強めるために知識人の結束を説いた論文『ドイツ知識人共和国』(1774)も重要である。晩年にはフランス革命に数々の頌歌を捧げ,1792年8月にはフランス国民議会からフランス共和国名誉市民の称号を与えられた。長い病の後,ハンブルグで死去。クロップシュトックは深い宗教的感動と自然感情をこめて,それまでのドイツ文学では考えられなかったほどの力強い言語造形に成功し,不朽の名作を残したばかりでなく,ゲーテ・シラー・ヘルダーリンなどに大きな影響を与えた。
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