●クローヴィスの改宗 クローヴィスのかいしゅう
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フランク国王クローヴィスは496年ランスにおいて司教レミギウスの手で臣下3,000人とともに洗礼を受け,カトリックに転じた。改宗の動機は,カトリック教徒である王妃クロティルダの感化によるとも,クローヴィスが496年アラマン族と交戦中,クロティルダの神に戦勝を析願し,勝利ののちカトリックに改宗したとも説明されている。個人的動機のほかに国王としての政策的意図があった。カトリック教徒であるガロ=ローマ人の懐柔とアリウス派の部族国家征服を正当化するためであった。事実カトリックに改宗することで,ガリアにおけるローマ系貴族であるカトリック聖職者の支持を獲得し,その後の征服戦争はアリウス派異端を討伐するための聖戦になった。また内政上はほかの部族国家のようにアリウス派対カトリックという宗教的対立に煩わされなくてすんだ。この宗教的一致はフランク族とガロ=ローマ人相互の融合の条件をつくりだした。