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●クレメンス5世 クレメンスごせい

AD1264 

 1264〜1314(在位1305〜14)ローマ法王。アヴィニョン時代の初代法王。南フランス出身の学僧で,俗名はベルトラン=ド=ゴー。コマンジュ司教・ボルドー大司教を歴任した。フランス王フィリップ4世の手兵が法王ボニファティウス8世を襲撃した,いわゆるアナーニ事件(1303)のあと法王の権威は地に落ちイタリアの政治は昏迷した。ベネディクトゥス11世の短い在位のあとを受けた彼はフランスのリヨンで登位し,ここに法王庁諸官に合流を命じたので,期せずして“法王のバビロニア捕囚”時代(1377まで)の開幕となる。1309年アヴィニョンを座所と定めた。彼の政策はフィリップ4世の決定的な影響下にある。イタリア政局に対してはヴェネティア討伐十字軍を宣布し(1309),これを屈服させた。南仏ヴィエンヌに召集した宗教会譲(1311,12)では反対派を強硬に排除して聖堂騎士団(テンプラーズ)解散を議決させ,王のパリ同団本部急襲を追認した。