●グルジア共和国 グルジアきょうわこく
NIS諸国 グルジア共和国 AD
ジョージア,現地名サカルトヴェロ。大カフカース山脈と黒海に狭まれた地域で,主要民族はグルジア人。地形的には,海岸の温暖な低地・カフカースの高地・クラ河流域の丘陵・河谷からなる。現在大部分はソ連邦グルジア=ソヴィエト社会主義共和国領となっているが,トルコ共和国北東部も歴史的グルジアの一部である(西南グルジア)。グルジア人の人種形質は,東部でアルメノイド型,西部で地中海型の特徴を有し,ともにコーカソイドである。グルジア語は,スヴァン語・ラズ語・メグレル語とともにイベロ=カフカース語族のカルトヴェリ語群をなす。独得の字母を用いている。4世紀に国教化されたキリストは,その後国民文化の中心に位置してきた。15世紀以後オスマン帝国領となった西南グルジアでは,イスラーム教化・トルコ語化がすすみ,19世紀にロシア領化した地方でも西欧化が無視できないが,概して固有文化が残されている。